のんdeぽ庵/おかわりのんdeぽ庵
少女マンガの棚をふらふらしていたとき、目に飛び込んできた
「イタバシマサヒロ」の文字。
イタバシマサヒロさんといえば、
『BOYS BE …』とか『BOYS BE…2nd Season』の原作者。
それが少女マンガに! と思い、手に取りました。
原作はイタバシマサヒロさん、絵はなかはら★ももたさん。
のんdeぽ庵 1 (1) (講談社コミックスキス)
なかはら ももた
講談社 2004-08-11
by G-Tools
天才料理人・サカナと看板娘・ミキの飲み処「ぽ庵」では、
思わずぽあ〜んとしてしまう、至福の酒とサカナを味わうことができます。
疲れたオンナの人の心を「ぽあ〜ん」とさせる
魅力的な店「ぽ庵」には、今日もさまざまな客が集って……
バトルや過度のウンチクはありませんが、
ジャンルはグルメマンガ…… なのでしょうか。
とにかく読むとおいしそうで身もだえしそうになり、
旨い肴を出す居酒屋を求めて、夜の町に繰り出したくなります。
おいしい酒と肴は、人を幸せにすると思います。
抱えている悩みや辛いことも、少しくらいは軽くなりそう。
『のんdeぽ庵』を読んでいて思いだしたのは、
三軒茶屋の路地裏にあるビアバー「香菜里屋」のマスターを主人公にした、
北森鴻さんの一連のミステリーシリーズ。こちらも面白くてお腹が空きます。
花の下にて春死なむ (講談社文庫)
北森 鴻
講談社 2001-12
by G-Tools
料理も酒もおいしいことで有名な「香菜里屋」では、
おいしいものが味わえるだけでなく、謎も解決されます。
悩みなどが解決される様は、そんなミステリシリーズと、
ちょっと相通じるのではないかと思います。
『のんdeぽ庵』は既に終わっていますが、
現在は続編にあたる『おかわりのんdeぽ庵』が「KISS」にて連載中。
単行本1巻は10月発売なんだとか。
現在もおいしそうな話が続いています。
(メカタ)