コミックヨシモト休刊

イマサラですが、コミックヨシモトが休刊するそうです。
10号行かずに休刊って、10週打ち切りよりひどいやん!ってのは
とりあえず置いておいて、見通しが甘かったのかなって感じです。


普通のマンガ雑誌が軒並み数字を落としている時代に、
25万部って、ありえないでしょうって。


鈴木みそが『銭』で、マンガの値段の話をしていましたが、
雑誌も作者も、今はコミックが出てナンボだそう。
コミックが売れないと、3大少年誌クラス以外の雑誌は、
成り立たないそうです。

コミック 銭 1巻 (Beam comix)

コミック 銭 1巻 (Beam comix)

となると、コミックヨシモトもまずはコミックスのセールスを
目指さなきゃいけなかったのかもしれません。
気になるのは、吉本やワニブックスはその事実を知っていたのかってこと。
目玉になるような話題作もなかったですし、出たところで同じだったのかな?


個人的には、雑誌自体は立ち読みしかしませんが、
コミックが出たら買おうと思っていた作品はありました。
たとえば後藤ひろひと×イシデ電の『HUS』とか、
ハロバイ関×野田正規の『都市伝説』とか。


MMR』っぽくて面白い『都市伝説』と、
不思議なSFだった『HUS』は、どこかで連載してくれないかな。
『都市伝説』はやっぱり「週刊少年マガジン」希望。

MMRマガジンミステリー調査班 10 (10)MMRマガジンミステリー調査班 10 (10)
石垣 ゆうき

講談社 1998-03
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コミックが出る前の撤退はもったいない気もしますが、
傷口が広がる前の勇退なのかなぁ。


儲ける事を考えるなら、自社で雑誌を持たずに、
コンテンツを売っている方が良かったのでしょう。多分。
有力な雑誌に売っていれば、コミックもたくさん売り上げて
ウハウハだったのかもしれませんよね。
(メカタ)