児童書ホラーマンガ『真夜中の図書館』

タイトルと表紙に惹かれて手に取った『真夜中の図書館』。

真夜中の図書館 1 (1) (ゴマコミックス)

真夜中の図書館 1 (1) (ゴマコミックス)


かなり売れている児童書のコミカライズで、小説版は11冊
コミックは6冊発売されているようです。

ニック・シャドウの真夜中の図書館 1 声が聞こえる

ニック・シャドウの真夜中の図書館 1 声が聞こえる


簡単に言うと児童向け『世にも奇妙な物語』。
児童向けなので、1巻を読む限り主役はすべて子どもでした。


ホラーなので当然なのかもしれませんが、
非常に救われない物語ばかり。
苦手な方にはオススメしませんが、ゾッとする怖さが好きな人や
世にも奇妙な物語』がお好きな方にはオススメ。


ちなみに表紙を飾る物憂げな美少年は、
世にも奇妙な物語』でいうところのタモリさんなので、
ほとんど登場しません。ちょっと残念。


おもしろいのは、短編を違った漫画家さんが描いていること。
このシリーズ、やたら刊行ペースが早いんですが、
それも1話ずつ違う方が描いているからなんでしょう。


少女マンガっぽい方も、児童系、青年誌の方もいらっしゃって、
1冊でいろんなテイストなのは面白い試み。


出版社は「ゴマブックス株式会社」。
これまではコミックをあまり出していない会社なのか、
本屋の店員さんも「ゴマブックスってどこに置いてたっけ?」と言いながらあたふた。


さまざまな「新たな試み」。
もしかしたら、業界の新風になるのかもしれません。
(メカタ)