マンガの“作者プロフィール”のフシギ

小説には、作者プロフィールが付き物です。


19XX年、○○県生まれ。
○○大学卒。などと書かれ、
職歴やデビューのキッカケなどが記されています。
絶対書かれているということもありませんが、
大抵はあるような気がします。


このプロフィール、結構気になります。
作者の年齢や出身地、略歴など最初にチェックし、
「へぇ、同い年なのね」「○○大学かぁ……」「あの賞獲ってるんだ」などと
いろんな感想を持って、本を読みます。


作者のプロフィールや人となりを知っているかどうかが、
どの程度作品を楽しむにあたって影響するのかはわかりませんが、
同年代だと親近感が沸いたり、出身地の言葉が使われていると
生き生きしているように思えたりと、私にはかなり影響が大きいのです。


で、マンガ。
作者プロフィールが掲載されているものは少ないようです。


探すのが面倒なので、手近にあったものをチェック。

銀魂』『ぬらりひょんの孫』『バクマン。』『QED』『キャリアこぎつねきんのもり』
宇宙兄弟』『堂本ルール』『論理少女』『肉の唄』『うごかし屋』
天体戦士サンレッド』『高校球児ザワさん』『よんでますよアザゼルさん
宇宙家族ノベヤマ』『義風堂々!!直江兼続』『コルセットに翼』

以上のマンガには記載がありません。


記載があったのはごくわずか。

『銀河ロイドコスモX』『ワーキングピュア』『大正野球娘。』『担ぎ屋どおも』

でも、皆無というワケではないんですよね。


出版社や編集部ごとの方針なのでしょうけど、
なぜ、こんなに少ないんでしょうか?


マンガを楽しむのに必要がないからなのか
基本的に子どもの読むものだったからなのか
それとも漫画家自身が載せたくないのか
せっかく現実を忘れて楽しむ場だからという気遣いかも。


でも、SFやホラー、ファンタジーの小説でも
しっかり作者プロフィールが掲載されているような気もします。


個人的にはどっちでもいいなら、書かれているほうが嬉しいなと。
人となりを少し知りたくもありますし、
過去にどんなマンガを書いていた人かも知りたいですし。


今は目の前のハコを使えばいくらでも調べられますが、
子どもの頃はどうしていたんだろう?
子ども時分には気にしたこともなかったのかもしれません。


作者プロフィールで、一番どうでもいいのは
HELLSING』でしょうか。

HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)

HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)

東京都足立区出身〜などはいいとして……
「好きなメイド:市原悦子」とか、知らねぇよ!
と、思いつつ毎回楽しくチェックしていたのを思い出します。
(メカタ)