三国時代の魏を舞台にした不思議ストーリー『ふしぎ道士伝八卦の空』

以前から、表紙イラストが気になっていた、
青木朋さんの『ふしぎ道士伝八卦の空』、とりあえず1巻を読みました。

ふしぎ道士伝八卦の空 1 (ボニータコミックスα)

ふしぎ道士伝八卦の空 1 (ボニータコミックスα)

ふしぎ道士伝八掛の空 5 (ボニータコミックスα)

ふしぎ道士伝八掛の空 5 (ボニータコミックスα)

中国三国時代の魏が舞台。何でも見通せる占い師 ・管公明と
友人で稀代の色男・紀玄龍が、持ち込まれる不思議な案件を解決していく

ミステリっぽい話も、妖怪などが出てくる話も、古代中国も大好物。
3つが束になってかかってくるこの作品は、好みど真ん中です。


一応歴史物ではありますが、知識などは一切不要。
不思議な力で何でもわかる占い師と、
女癖は悪いけれど、気持ちのいい貴族の青年という組み合わせ。
後味が悪くなるはずの話もありますが、どの事件もなんとなくさわやかなのは、
主人公の人柄なのでしょうか?


シャーロック・ホームズとワトスンの活躍を見ているような気持ちで、
楽しく読める作品です。


単行本は全5巻。
秋田書店から発売されているコミックは、なんだか不思議なサイズです。
こんなマンガも出ているよう。チェックしに行かねば!

龍陽君始末記 1 (ボニータコミックス)

龍陽君始末記 1 (ボニータコミックス)

作者の青木朋さんの絵、なんだかどこかで見たことがあると思っていたら、
ビッグコミックオリジナル増刊」で『幇間探偵しゃろく』を描かれている方でした。


幇間探偵しゃろく』も雰囲気があり、面白いので、
コミックが出たら買おう!と思っていますが…… なにせ掲載誌が掲載誌なので、
なかなかまとまりそうにありません。


深巳琳子さんの『沈夫人の料理店』ともども、早くコミック出ろ!と、心待ち。
『沈夫人の料理店』は今月30日登場です!

沈夫人の料理店 1 (ビッグコミックス)

沈夫人の料理店 1 (ビッグコミックス)

(メカタ)