体育会な部活ってスゴイ!『青空エール』『高校球児 ザワさん』

「体育会」と言われるような、厳しい部活動をしたことがありません。
「体育会」は別にスポーツだけに限らず、
上下関係も練習も厳しい部活全般のイメージ。
走りこみとかも当然あるような…… 定義は難しいんですけど。


自分が所属したことがあるのは、ぬるーい文科系と、
弱くてゆるゆるのスポーツ系部活だけ。
いや、そんな部活さえも真面目に所属したことありません。
大学ではそこそこ真面目に文化系に入ってましたっけ?


なので『青空エール』を読んでいても、
「わぁ、名門校の部活って大変……」と思うばかり。


未経験者が部活に入るのに試験があるとか、
定期演奏会の前に同じパートの先輩にお手紙を書いて、
代わりにお守りを貰うとか、イチイチカルチャーショックなのです。

青空エール 1 (マーガレットコミックス)

青空エール 1 (マーガレットコミックス)

青空エール 2 (マーガレットコミックス)

青空エール 2 (マーガレットコミックス)


高校球児 ザワさん』も、ザワさんが監督? コーチ?に殴られるシーンで
ちょっとヒいてしまいました。ザワさんが女性だからっていうのではなく、
“監督が殴る”って行為自体が意味不明なのです。


正直、先輩後輩の上下関係でさえも、想像の産物でしかなくて、
皮膚感覚では全然わかっていません。

高校球児 ザワさん 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

高校球児 ザワさん 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

高校球児 ザワさん 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

高校球児 ザワさん 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)


お茶にごす。』くらいの先輩後輩ならわかるんですけど……
って、全然先輩後輩関係ないか。

お茶にごす。 9 (少年サンデーコミックス)

お茶にごす。 9 (少年サンデーコミックス)


とめはねっ!』は、厳しい部活ですけど、
あまり上下関係は感じません。腕の良し悪しだけで。

とめはねっ! 5 (ヤングサンデーコミックス)

とめはねっ! 5 (ヤングサンデーコミックス)


今までにも、高校の部活を題材にしたマンガはたくさん読んでいたのですが、
青空エール』や『高校球児 ザワさん』を読んだときほど
「体育会な部活ってわからない」と思ったことはありませんでした。


“スポーツ”や“試合”ではなく“部活”を正面から描いているからなのか、
それとも女性が主人公だからなのか…… どんなモンでしょう?


青空エール』も『高校球児 ザワさん』もとっても面白く読んでいます。
「部活って……」なんて考えさせるほどに、リアルな感じが魅力のひとつなのでしょう。
となると、体育会を知っている人の方が、もっと楽しめるのかも。
ちょっとばかり悔しいです。
(メカタ)