島本和彦さん的「コミックの表紙」裏話


島本和彦さんのトークショーの中で、コミックの表紙に関する話がありました。


イベントの写真やその他の話題は下からどうぞ。

島本和彦トークショー@京都国際マンガミュージアム

アオイホノオ』1巻の表紙。主人公の焔燃は、画面右のベッドの上に寝ています。

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)


でも、本当は中央にぽっかり開いた空間(床)に寝転んでいたそうです。
だから真ん中の空間に、影が描かれているのだとか。
人物だけを、ベッドの上に移したのだそうです。


表紙の人物を端の方に描いた『アオイホノオ』が評判上々だったため、
『アスカ@未来系』でも、主人公を端に描こうと思った島本和彦さん。


主人公アスカの全身像を描き、左端にデザインしてもらおうと思っていたのに
上がってきたデザインは、主人公がどどーんと真ん中。
しかもワザと走査線のようなものまでかけて。

アスカ@未来系 1 (サンデーGXコミックス)

アスカ@未来系 1 (サンデーGXコミックス)


「コレは無いんじゃない?」と思ったものの、
周囲から「いいんじゃない」との声が多かったため、
現行のデザインに決まったそうです。


一応「女の子が小脇に抱えて歩いても大丈夫な感じ」を目指したとのことですが、
果たしてそれが、実現できているのかは…… 私にはわかりません。




「2巻からはビックリするほど面白くなる」
「100万部売れるのも夢じゃない」
「自分で言うのもなんだけど、日本一面白い」と
作者自らが太鼓判を押す『アスカ@未来系』。


2巻の発売、楽しみにしています。
(メカタ)