漫画説法の『どす恋ジゴロ』

テレビ朝日で放送された『漫画説法』。
いろんな悩みを持つ人々にマンガの名ゼリフや名シーンで説法し、
悩みを解消する道を示したり、喝を入れたりするというもの。

番組中で平松伸二氏の
どす恋ジゴロ』という作品が紹介されたのだが……

どす恋ジゴロ 巻の1 男芸者 (ヤングジャンプコミックス)

どす恋ジゴロ 巻の1 男芸者 (ヤングジャンプコミックス)

どす恋ジゴロ 巻の4 恋吹雪 (ヤングジャンプコミックス)

どす恋ジゴロ 巻の4 恋吹雪 (ヤングジャンプコミックス)

この作品が好きな自分としては非常に!ビックリした。

ちなみに『どす恋ジゴロ』は「ビジネスジャンプ」に掲載。
続編の『嗚呼どす恋ジゴロ』は「週刊漫画ゴラク」に掲載された。

嗚呼どす恋ジゴロ 1 (ニチブンコミックス)

嗚呼どす恋ジゴロ 1 (ニチブンコミックス)


驚いたのは、この作品のタイトルがまさか
テレビの電波に乗るとは思わなかったからだ。

小兵だがとにかくカッコイイうえ、相撲も強い関取「恋吹雪(恋関)」。
その魅力と(いろんな意味での)テクニックで主に女性から人気がある。

実は彼と一夜を共にすると、女性に艶(ツヤ)が戻り、運も向上することから、
ご祝儀を包んでも彼と関係を持ちたい女が後を立たない。
恋関は「土俵でもベッドでも手を抜かない」をモットーに、
シコを踏んでから女性と相対するのだ。

書いていても、ちょっと意味がわからないが、
その通りなので仕方が無い。

もうひとつ、ちなみに恋関の番付は万年関脇。
弱くてそれ以上上がれないというわけではなく、
「自分にはこのポジションが似合っている」との
信念をもって、関脇という地位を全うしているのだ!


随所に平松節ともいうべき単語が散りばめられ、
その時々に流行しているような風俗も登場する。
(「まいう〜」とか某叶姉妹みたいな女性とか)

平松マンガが好きな人なら絶対面白い『どす恋ジゴロ』。
最後に掲載されている味わい深い相撲甚句も必見。
(山科)