アオイホノオがシリーズ連載

島本和彦先生の自伝的作品「アオイホノオ」がヤングサンデーにてシリーズ連載されています。
時は1980年代、大阪府南河内郡にある『大作家芸術大学』が舞台。映像計画学科の一回生・焔燃の青春を描く話なんですけど、モデルである芸大は私の母校でもありまして(映像学科・卒)、作中に出てくる校内風景にいたく懐かしさを刺激されました。

今週号で、授業の課題アニメを作るために、焔燃たちがグループを作るまでの心理描写が描かれているのですが、まあこれが思い当たるふしありまくり。妙なプライドや自我ばっかり発達した学生が集まってるんですから、たかだかグループ作るぐらいでも、平静装いながらそりゃ心中穏やかじゃない。「できる奴」が集まっているグループに入りたいのだが、自分から入れてくれというのはプライドが許さない。でも「できない奴」を引っ張っていくほどの度胸はない…… そもそも、俺ぐらい才能のある人間を誘わないのは、見る目のないボンクラだ!
まあ、ありえないぐらいの自分勝手なことばっかり思ってる奴らが集まっていたわけです。私も含めて。アア懐かしい、そして恥ずかしい!死にたいくらい恥ずかしい!これ、なんてプレイ?

とりあえず、このシリーズ連載が終わるまで、私は恥辱でショック死せずに耐えられるのでしょうか?

大阪芸術大学 (2007年版 大学入試シリーズ)

大阪芸術大学 (2007年版 大学入試シリーズ)

(山科)