熱血!! コロコロ伝説vol.1
熱血!! コロコロ伝説 vol.1 1977-1978 (ワンダーライフスペシャル コロコロ30周年シリーズ)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/05/25
- メディア: ムック
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発売日に購入した熱血!! コロコロ伝説 vol.1とvol.6。正直言うと、僕が熱心に読んでいた時代からは、両方とも微妙に外れている。
vol.1の方は、後にコミックスで読んだものや、僕が読み始めたときも連載が続いていたものも多くあったので、知っているタイトルも多かった。『がんばれ!ドンベ』とか『リトル巨人くん』とか。『がんばれ!ドンベ』のはしもとみつお先生は、今『築地魚河岸三代目』を書いておられますよね。『リトル巨人くん』は、多分、生まれて初めて読んだ野球漫画。
しかし、それよりも、今あらためて読んで衝撃を受けたのは、『ザ・ウルトラマン』と『決闘!ウルトラ兄弟』。
『ザ・ウルトラマン』の中で、メロスの弟・ファイタスとウルトラセブンが決闘するシーンなんですが、腰の剣を抜いたファイタスが、「武器を持て!」というと、セブンが無言で頭部のアイスラッガーを手にして構え、二人して横走りを始める。
カッコいいはずなのに、脱力せざるをえない、このシーン。ああ、素晴らしい。
そして『決闘!ウルトラ兄弟』。暗黒の勢力に圧倒され、滅亡の危機を迎えるウルトラの星。ピンチを救ってくれる仲間を集めるゾフィーとウルトラマンは、辺境の宇宙酒場で飲んだくれる(!)新マンを迎えに行く。
コップ酒を「ふう〜っ」と声を出してあおる新マン。「ウィ〜ッ」の書き文字。口からたれる酒のしずく。
どう見たって、もう立派なアル中以外の何者でもない!
説得する二人に対して、そっぽを向きながら「ふん、それでいいんだ。どうせおれはだめなウルトラ族さ!」と吐き捨てる始末。
表情のつけられないウルトラマンの顔なのに、ビンビンと新マンの心情が伝わってくるシーン。かたおか先生の見事な表現力でございます。
vol.6の方は、また後日。
- 作者: かたおか徹治
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1998/10
- メディア: コミック
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- 作者: 内山まもる
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1998/03
- メディア: コミック
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(山科)