（いろんな意味で）怖いマンガ その３

「怖い」マンガの中には、
「自分の身に降りかかったらどうしよう」と思いつつ読むから怖いという
ものもあります。

たとえば『サトラレ』『イキガミ』などは、
自分がもしこの立場だったら？などと考え出すと、
怖くて仕方がなくなります。

サトラレ 8 (8) (モーニングKC) 佐藤 マコト 講談社 2005-02-23 by G-Tools

イキガミ 4―魂揺さぶる究極極限ドラマ (4) (ヤングサンデーコミックス) 間瀬 元朗 小学館 2007-09-05 by G-Tools

『ドラゴンヘッド』を初めて読んだ当時、毎日地下鉄に乗っていたのですが、
地下鉄が怖くなり、いまだに地下鉄は少し苦手。これも「怖いマンガ」かもしれません。

ドラゴンヘッド(1) (ヤンマガKCスペシャル)

心がざわざわして落ち着かなくなるのは、富沢ひとしさんのマンガと『SOIL』。
画風も何も違いますが、収まりが悪くて仕方ありません。
どっちもすごく面白いと思いますし『SOIL』は期待しながら読んでいますが。

エイリアン9-コンプリート (チャンピオンREDコミックス) 富沢 ひとし 秋田書店 2003-05 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

SOIL 6 (BEAM COMIX)

未知の病気モノも怖いです。『エマージング』や『マンホール』とか、
怖くて読むのを躊躇します。
筒井哲也さんは、バーチャル世界や猟奇事件を扱った『リセット』も怖かった。
『クラインの壺』を読んでから、バーチャルリアリティ全般が怖いので、
人よりも余計に怖がっている気はしますが。

マンホール 1 (1) (ヤングガンガンコミックス) 筒井 哲也 スクウェア・エニックス 2005-08-25 by G-Tools

エマージング 1 (1) (モーニングKC) 外薗 昌也 講談社 2004-09-22 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

妄想じみている人も怖いのです。
『鈴木先生』なんて、今は「大変だなぁ」と人事のように思いつつ読んでいますが、
もし自分が中高生の時代に読んでいたら、目の前の“教師”という立場の人に、
恐怖心を持っていたかもしれません。教師も人間だとはわかっていますが、
それにしたって、あんな妄想ばかりしている人だったらと思うと……　怖い。

鈴木先生 4 (4) (アクションコミックス) 武富 健治 双葉社 2008-01-12 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools

最後に「本当のお前の怖いものは何だ？」と聞かれたらば、
その答えは「今度は濃いお茶が怖い」。

お茶にごす。 3 (少年サンデーコミックス)

（メカタ）