バイキングス

新巻が出たにもかかわらず、相変わらず本屋で見かけない『バイキングス』。
なぜこんなに取扱いが無いのか謎。よっぽど売り上げが芳しくないのでしょうか？
でも、店頭で見かけないんだから売れるわけ無いとも思ってしまいます。
探す店がよくないのかもしれません。

バイキングス 6 (6) (月刊マガジンコミックス) 風童 じゅん 講談社 2008-04-17 by G-Tools

この『バイキングス』、登場人物たちの名前は
基本的に自転車メーカや部品メーカ、製品名をもじってつけられています。
何をもじっているかは、彼らの乗る自転車をみるとヒントが。

要は「朝比奈零郎（あさひなれいろう）」くんは、ピナレロというメーカをもじっていますが、
彼の乗っている自転車は「ピナレロ」のモノというわけです。

主人公は一本木一途（いっぽんぎいっと）。
彼だけは、自転車とは関係なく一本気で一途な性格から
名前が付けられていると思われます。

その他の人たちの名前は、自転車由来。
「宮田すばる」くん、はロードレーサーのプロチーム「ミヤタスバル」から
乗っている自転車は「コガミヤタ」です。

そして「間引不二夫（まびくふじお）」くんは、
「マビック」というホイールブランドと、「フジ」という自転車メーカから
「加納照美」は「キャノンデール」、「加納瑠衣」は「ルイガノ」という風に、
かなり凝った名前もあります。

５巻から登場したキャラに
「元坊小長（げんぼうささのぶ）」くんという子がいるのですが、
この人の名前の由来が解らない。
ググってみよう！と思ったけれど、まったくヒットしない有様です。

最新６巻を読んでいて、彼の自転車が「マーリン」だときづきました。
それがヒントのはずなので、さらに調べてみたら……

マーリンとは、ハヤブサの仲間である「コチョウゲンボウ」の英名。
コチョウゲンボウは、漢字で「小長元坊」と書くそうです。

これだ！　と、大喜び。

因みに、チョウゲンボウ（長元坊）という鳥もいて、
そちらの英名は「ケストレル」といいまして、こっちも自転車メーカーの名前。
そのうち元坊くんに、兄弟でも登場するのかなぁ？と、
少し楽しみにしています。

自転車に対する愛を感じるマンガですし、
自転車好き目線でも嬉しくなる点も多いですから、
もっと人気が出て欲しいなぁ。というよりも、もっとお店で見かけるようになって欲しいです。
（メカタ）