ADAMAS

一芸に秀でた天才を描くのがうまい、皆川亮二さんの最新作。
今回は、 美貌のジュエルマスターが主人公。
もしかして女性が主人公の話ははじめてかな？

ADAMAS 1 (1) (イブニングKC) 皆川 亮二 講談社 2008-04-23 by G-Tools

宝石に関する特殊能力を持つ“宝石使い（ジュエルマスター）”流崎レイカ。
かつて大金持ちだった彼女。小さな頃から素晴らしい宝石を間近に見続け、
宝石の目利きだけでなく、石の力を借りることもできるようになった。
没落してしまったレイカは、行方不明の父を捜すため、
ダイヤモンドシンジケートの依頼を受け、今日も任務に向かう！！
ADAMAS（アダマス）とはダイヤモンドの語源で「（何事にも）屈しない」という意味。

石の力パワーを引き出すことができる彼女は、
宝石や石のある場所ではもはや無敵。

ダイヤモンドを仕込んだ「カイザーナックル」で、
敵をぶちのめす彼女は、今までの皆川キャラ
（=一芸には秀でているが、後はテンでダメ）よりも、遥かに頼りがいがありそうです。

話自体は『D-LIVE!!』に登場した国際的人材派遣会社ASE（エース）に
所属している特殊能力者であってもあまり問題が無いような気が。
しかし、まったく違う話なのが、少し不思議です。

ちなみに『ADAMAS』のコミックスはかなり豪華なんです。
表紙はラメラメで高級感もあり、宝石がこれでもかと登場する
内容にぴったりではないかと思っています。

石の能力を引き出して闘うといえば、
『マテリアルパズル』に登場する精霊使い（マテリアル使い）のサン。

マテリアル・パズル 20 (20) (ガンガンコミックス) 土塚 理弘 スクウェア・エニックス 2007-09-22 by G-Tools

大好きなマンガの中でも好きなキャラだったりするのですが、
彼の能力は、

石（宝石や星のたまごのかけらを含む）に宿る精霊と会話したり呼び出すことができ、
精霊の力を借りることができる。精霊は石の数だけ存在し、石によって攻撃や回復など、様々なことが出来る

というもの。

ちょっと相通じるところ……　はあんまり無いかな。
（メカタ）