おもいでエマノン

黄泉がえり』などで有名な、梶尾真治さんの作品『おもいでエマノン』がコミックスになります。


マンガを描いているのは、小説版のイラストも担当されている、鶴田謙二さん。
コミックリュウ」で連載していたのですが、ようやくコミックになるということです。

4199500774おもいでエマノン (リュウコミックス)
鶴田 謙二 梶尾 真治
徳間書店 2008-05-20

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小説版

4199050086おもいでエマノン (徳間デュアル文庫)
梶尾 真治
徳間書店 2000-09

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小説版のイラストと、コミック版が同じ作者というのは、
小説ファンにはうれしいことに感じます。


どうしても、小説のイラストで作品世界を構築してしまうため、
別の方がコミカライズされると、なんとなく違和感を持つことがあるからです。
コミックになってガッカリなんて経験、随分以前にしたことがあります。
もちろん「コミックの方が良かった」と思ったこともありますが、
好きな小説がコミックになるときは、若干心配したものです。


その点、自身で小説もマンガも書かれる折原みとさんは安心でした。
小説の挿絵ももちろんご本人で、ブレることはありませんでしたから。


イラストレーターとマンガ家は、仕事内容がちがいますから、
同じ人が担当するのはむずかしいと解っていますが、
それでも贅沢にアレコレ望んでしまいます。


最近はラノベ系の作品がマンガになることがよくあります。
いくつかは、小説とコミックの両方を読んでいますが、
イラストとマンガが同じ方のケースは1つもありません。


「どちらもいいなぁ」と思いつつ読んでいますが、
ほとんどの場合コミックを先に読んでいますので、判断は難しいところです。


小説のファンは、別の方がコミカライズすることって、どう思うんだろう?
少し聞いてみたい気がします。
(メカタ)