恋する宝石物語

程度に差こそあれ、女性は宝石が好きだ。そう思っています。
女性が読む雑誌には、大抵ジュエリー情報も載っていますし、
１つくらいは宝石がついたアクセサリを身につけている方も多いですから。
見るのだけ好きって方も、きっといると思います。自分も割りとそうかも。

宝石やジュエリーが印象的に登場するマンガは時々ありますが、
それがメインテーマになったものや、それを扱う人を主役に据えたマンガはあまりないような。

先日たまたま手に取った『恋する宝石物語』。

恋する宝石物語 美咲 さくや 講談社 2000-06 by G-Tools

恋する宝石物語 2 (2) 美咲 さくや 講談社 2001-05 by G-Tools

女の子たちが手に取ったジュエリーや、大切な人からもらう宝石をメインに描く、
オムニバスラブストーリー。

わかりやすいあま〜い恋愛がいっぱい詰まっているのですが、
すべてがジュエリーメインで進むため、
「次はどんな宝石が出てくるんだろう？」と、ちょっと楽しみに。

「この宝石はこんなモノに効きます」といった
パワーストーン的な話も混じり、
女性というよりも、オンナノコが好きなテイストという感じ。

中高生のころに読んでいたら、きっと宝石が欲しくて仕方なくなっていたことでしょう。

宝石といえば、野間美由紀さんの「ジュエリー・コネクション」シリーズ。
ジュエリーショップで働く女性を主人公にした、
作者らしいミステリ色豊かな作品。ちょっとレディコミ風味。

『パズルゲーム★はいすくーる』は高校生が主人公ですが、
こちらは大人の男女が主役なので、事件やナゾも大人の世界です。

『ピンキーリング』からはじまり、続編の『ジュエリーBOXデイズ』まで20冊くらい出ている人気シリーズ。
宝石やジュエリーに関するウンチクも詰まっていますので、
シリーズを通して読むと、ジュエリー界隈のことに詳しくもなれそう。

ピンキーリング (白泉社文庫―ジュエリー・コネクション) 野間 美由紀 白泉社 1998-11 by G-Tools

ジュエリーBOXデイズ 4 (4) (白泉社レディースコミックス) 野間 美由紀 白泉社 2008-07-05 by G-Tools

青年誌では『ADAMAS』も宝石がテーマですし、
『ギャラリーフェイク』にも宝石の話も出てきました。

ADAMAS 1 (1) (イブニングKC) 皆川 亮二 講談社 2008-04-23 by G-Tools

ギャラリーフェイク (1) (ビッグコミックス) 細野 不二彦 小学館 1992-10 by G-Tools

そういえば、世界随一の（？）ダイヤ産出国である「マリネラ」が舞台の
『パタリロ』も、ダイヤの話がかなり出てきます。
最初の頃は「国際ダイヤモンド輸出機構」なる悪の組織も跋扈していました。

パタリロ 81 (81) (花とゆめCOMICS) 魔夜 峰央 白泉社 2008-05-19 by G-Tools

ごく最近、女性マンガ誌で宝石の訪問販売をテーマにしたマンガを読みました。
１話完結で、わたしの読んだのは２話目だったような。
「人気シリーズ登場！」みたいな風に書かれていました。

作者もタイトルも、掲載誌さえもわからないので、続きも終えないひどい有様。
面白かったので、なんとかトッカカリが欲しい！
また出会えるといいんですが……
（メカタ）