臏 〜孫子異伝〜
弱いもの、力の劣るものが知恵を絞って巨大な敵に勝つ。
そんな話が大好物だという人も多いのではないでしょうか。
スポーツ分野のマンガも、もちろん面白いのですが、
中でも弱いのは戦争や戦いの世界を描いた物語。
策士や名軍師の話があれば、ついつい買ってしまいます。
というわけで『臏 〜孫子異伝〜』。
ビン~孫子異伝 1 (1) (ジャンプコミックスデラックス)
星野 浩字
集英社 2008-07-04
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最古にして最高の兵法書『孫子』。
その名を冠する軍神は二人存在する
――戦乱の世が続く中国戦国時代。戦国七雄が一国・斉に現れた異形の英傑・孫ビン。
彼こそ孫子の血を引く“もう一人の孫子”であった。古代中国史を轟かす壮大なる物語が幕を開ける！！
「足切り刑」を受けたため歩くことはできず、
刺青を入れる刑を受けたため、顔に独特の刺青をほどこされた孫臏。
彼は、一般に孫子と呼ばれる「孫武」の子孫で、
軍人・思想家として生き、兵法書も記しているそうです。
不自由な体と劣勢の兵をもって、
敵たちとどう戦い、負けずに（決して勝つではない）やり過ごすか。
孫臏の兵法が光ります。
飄々とした雰囲気の孫臏は、
どこか『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリー風。
銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
田中 芳樹
東京創元社 2007-02-21
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小説が大人気で、「スピリッツ」にて花咲アキラさんが
連載をはじめている『のぼうの城』ともあい通じるかもしれません。
のぼうの城
和田 竜
小学館 2007-11-28
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ちなみに『のぼうの城』に書かれている石田三成の忍城攻めの話は、
『へうげもの』の最新7服（巻）で別サイドから描かれています。
どちらもどこまで史実かわかりませんが、両方読むとなるほど〜と思うことも。
へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)
山田 芳裕
講談社 2008-08-22
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さて、このコミックス、店頭でなかなか見つけられませんでした。
本来ならネットで！と思うところですが、
タイトルも作者も、そして掲載誌さえもうろ覚えで、ネットで注文することも叶いません。
結局本屋を５軒も６軒もハシゴして、やっと手に入れました！
ともかく面白いので、もっとアチコチに置いていただき、もっと読まれて欲しいものです。
（メカタ）
