『ガンダム講談一年戦争第二夜』

10月4日、ガルマの命日にあわせて開催された『ガンダム講談一年戦争第二夜』大阪方面軍に行かせていただきました。

旭堂南半球さんのblog『だって父さん、ドダイだよ』はこちら
http://minamihankyu.otaden.jp/


15分前に会場に着いたのですが、すでに会場からはみ出すほどの客入り。緊急用丸イス席が、たくさん用意されていまいした。普段の講談会と比べると客層とはかなり違っていて、「ファーストガンダム世代」の方々が大部分を占めているように思えます。
最初は、旭堂南陽さんの講談から作戦開始。
ゲストの旭堂南陽さんの講談は、江戸初期の天才絵師・狩野探幽を主人公にしたお話です。
ガンダム講談」の前に、「古典講談」を知ってもらいたいとの思いから、演じられました。


次に、南半球さんのガンダム講談『ガルマ親王の討死』。南半球さん演じるガルマは、どこか守ってやりたくなるような雰囲気。一方のシャアは、人の悪さが強調された感じで、いい対比だったんではないでしょうか。


ゲストのぬまっちさんは、十八番の「シャア漫談」で来るかと思いきや、「富野監督モノマネ」。「内容についてはネットに挙げるな!」とのご命令ですので、詳しくは書きません。ぬまっちさんのする「富野監督の笑顔」がすごく似ています。富野監督が各所で発言した、どん引きモノの語録を知っていると破壊力3倍です。


続いて劇団ガンダムの岩橋赤鼻さん。ガンダムのお絵描きをしながら漫談されるのですが、「プロが客席にもたくさんいる状況で絵を描くプレッシャーといったら…」とお嘆きでした。リクエストに応じて様々なMSを書くのですが、しまいにはゲッターロボやらビルバインやら、ガンダムとは関係ない方向に。


アニメアールの吉田徹さん、中澤勇一さん、カプコンのデザイナー小水さんを壇上に招いての座談会。イグルー好きの南半球さんらしく、話は主に「MSイグルー2」について。しめは「1/12 ビームサーベル」に皆でコメント。皆のガンダム愛が溢れるため、どうしても辛口な方向に行ってしまいがちでしたが、吉田さんのナイスフォローでなんとか終了。


最後は再び南半球さんのガンダム講談『ランバラル降下』。ランバ・ラルはカッコ良く、彼を支えるハモンは大人の女性の雰囲気を漂わせ、とても魅力的に演じておられました。ラストは、ガルマ国葬のときのギレンの演説。ガンダム講談は「観客参加型講談」だと言うことで、南半球さん演じるギレンの演説に合わせて、「ぼうやだからさ…」と「ジーク・ジオン」の掛声を客席が行います。大「ジーク・ジオン」コールで、会場の気持ちが一体となって終了。非常に密度の濃い時間を堪能できました。


次回の『ガンダム講談一年戦争第三夜』は、オデッサ作戦の日に合わせた11月8日(土)に開催予定です。

ガンダム講談一年戦争第三夜』
日時:2008年11月8日(土)18時30分開場 19時開演
場所:ワッハ上方4F小演芸場


親御さんと一緒に来たらしき、小学生男の子が印象に残っています。彼は周りの大人たちをどう思ったのか、聞いてみたかった気もします。
(山科)