ブックオフの「タメシ買い」って誰のため?
巷で話題の「タメシ買い」。
すでに試された記事があったのですが、
タイトルを見れば、そりゃあ在庫溜まってるなぁと思うものばっかりです。
古本屋で働く知人が「余ってる」と言っていたタイトルもチラホラ。
まぁ、でも在庫処分なのはわかりきっていたので、別にいいんです。
試みとしては面白いと思います。
「少年誌だから」「女性誌だから」「評判がよくないから」「イマサラだから」と
読みもせずにレッテルを貼ったおかげで出会えない良作があることは事実。
目の曇りを取り払って読めば、
「こんな面白い漫画があったのか!」とか
「思ったよりも面白いね」ってタイトルに出会えることもわかっています。
でも、実際に届いたリストを見ていると、既に持っているタイトルがチラホラ。
このシステム。
15冊で777円、1冊50円だから安いんですが、
仮に2タイトル持っていたとしたら1冊90円近くになってしまいます。
そうなると、店舗に行って105円の棚から自分で選ぶ方がいいように思います。
万が一3タイトル持ってたら、1冊100円超えちゃいますし、
1500円以下だと送料だってかかりますから。
ですから、マンガが好きで、
たくさんコミックを買ったり、たくさん読んだりする人に向けてのサービスじゃないんですね。
それこそイマサラですけど。
普段マンガをあまり読まない人に
「安いから頼んでみるか?」と思わせるシステム?
でも、あまりマンガを読まない人が、
安いからって何が届くかわからないシステムに乗っかるんでしょうか?
というよりも、オンラインブックオフで注文しようと思うかすらも良くわかりません。
誰に向けてのシステムで、
どんな人が利用して、
どんな人なら得になるんでしょうか。
少なくとも、自分にはソンだというのはわかりました。
持っているマンガを登録できてダブらないようにしてくれたり、
置き薬みたいに、読んだ分だけ払えばOKだったり、
Oisixみたいに、事前に「コレを送りますよ」と教えてくれて、
キャンセルしたり、組み替えたりできるなら、
ぜひとも使いたい、ステキなシステムに思えるだけに、残念な気持ちです。
でも、上記のようなシステムを作るくらいなら、
「タメシ買い」自体止めちゃった方がいいくらいの
お金や手間がかかるんでしょうね。
(メカタ)