マンガを読むタイミング
小学生の頃「欲しいマンガリスト」を作っていました。
そこには『いまどきのこども』とか『100万$キッド』とかがリストアップされていたのですが、
基本的にコミックは親に喜ばれなかったことと、お小遣いが非常に少なかったことが影響して、
そのリストは増えこそすれ、全然減りません。
いまどきのこども (13) (Shogakukan comics)
玖保 キリコ
小学館 1993-12
by G-Tools
100万$キッド (2) (講談社漫画文庫)
石垣 ゆうき
コミックス 2001-11
by G-Tools
リストはもう手元にはありませんが、
内容は結構覚えていて、文庫が出たタイミングとか、
ふと思い出したときに、リストに上がっていた作品を買っています。
100万$キッドは、絶版になっていた時代にオークションで買いまして。
あのときはすごい達成感でした。
リストの上位にあったのが山田貴敏さんの『風のマリオ』。
リストを作っていた頃から10年以上たって、やっと手にしました。
風のマリオ (1) (講談社漫画文庫)
山田 貴敏
講談社 2004-10
by G-Tools
昔、雑誌で読んでいたイメージでは感動的な本格彫刻ストーリーだったはずですが、
アラタメテ読むと、意外と「本格彫刻」ではないんですね。
現代アートではあるけれど、それは彫刻なのか?と思ってしまうもの。
いやwikiを見ると
彫刻(ちょうこく)とは、美術的な鑑賞を目的として、
様々な素材を用いて制作された立体作品を意味する。
と書いているので、マリオの作っているのは、
まぎれもなく彫刻なんですけど。
当時に買って読んでいたら、きっともっと面白かっただろうにと思うと、
読むタイミングを逸した気がして、少し残念です。
そういえば、子どもの頃面白いと思えなかったマンガでも
今読むと面白いものもありますし、
反対に「あの頃は、あんなに好きだったのに!」と思うものも。
自分も、生活も、環境も、世の中も変わりますから、
まぁ、しゃーない話なんでしょうね。
でも、昔好きだった作品は、
大抵は“思い出”が加味されて、やっぱり今でも好きです。
そう思うと、タイミングって大事ですね。
マンガだけじゃなく、本も音楽もゲームも同じ。
年をとったから、そう考えるのかもしれませんが。
ちなみに山田貴敏さんでは『いただきます』『アクシデンツ』が好き。
もちろんコッチは全部買っています。
いただきます 2 (2) (少年サンデーコミックス)
山田 貴敏
小学館 1993-09
by G-Tools
アクシデンツ 1 (1) (少年サンデーコミックス)
山田 貴敏
小学館 1996-06
by G-Tools
(メカタ)