『バイキングス』はなぜ本屋にないのか?


毎回『バイキングス』が出るたびに書いていますが、
本当に『バイキングス』が本屋にありません。


4軒ほど回ってきましたが、案の定というかなんというか。
家の周囲だけかとも思いましたが、
過去大阪や滋賀の本屋を探したこともあるので、
近所の話だけではないんでしょうね。


とにかく、かなり大きなコミックスコーナーを持つ本屋でしか見たことがありません。
いや、かなり品揃えのいい店でもなかったことも。

4063711706バイキングス 8 (8) (月刊マガジンコミックス)
風童 じゅん
講談社 2008-11-17

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「月刊マガジン」連載なので、マイナーな出版社でもなく、
マイナーな雑誌のコミックスでもない。
8巻まで出ているので、そんなに人気が無いワケでもないと思います。
月マガのコミックスが店頭にないかというと、そんなワケでもありません。


たまに本屋で聞いてみますが、
「売れた」のではなく、そもそも「入荷していない」ようです。


こんなに見つからないコミックははじめて。
もっとマイナなものでも、もっと置いている店は多い気がします。


一体なぜなのか? 
答えは「売れないから」「話題にならないから」なんだと思います。
しかし、店頭になければ売れるわけはありません。


本屋で働いたことはありませんので、解りませんが、
コミックの発売日の入荷数や入荷の有無って、
どうやって決めているんでしょうか?


かつて10年以上前、おもちゃ屋で働いていた時、
ゲーム入荷は「情報誌を見てのタイトル指定」が6割。
残り4割は問屋さんが勝手に見繕って持ってきていました。


売れそうに無いものでも、
発売日に1本も入荷していないのはアレかな?ということで、
薄く広く入荷していた気がします。


コミックは完全に注文制度なんでしょうか?
いや、再販制度があるんだから、取次さんが勝手に送ってくるものもあるんじゃないの?
『バイキングス』は、取次さんに嫌われているタイトルなのかもしれません。


「街の本屋にも満遍なく入荷しろ」なんてことは露ほども思いませんが、
もう少し入荷してもいいんじゃないでしょうか。


発売日の度に本屋を回って溜息をつき、そう激しく願うのでした。
(メカタ)