『このマンガがすごい! 2009」』の掲載誌分布
『このマンガがすごい! 2009』が出ました。
- 作者: 『このマンガがすごい!』編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 30回
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10位までのラインナップを見て、偏ってるなぁと。
女性は愛読誌の「コーラス」から3作も選ばれているし、
男性は「モーニング」から3作、「モーニング・ツー」からも2作と、
やたらモーニング系が強い結果に。
モーニング:3
モーニング・ツー:2
ヤングアニマル、週刊ヤングサンデー、ビッグコミックオリジナル
コミック電撃大王、IKKI:1
1 聖☆おにいさん 中村光 講談社「モーニング・ツー」
2 宇宙兄弟 小山宙哉 講談社「モーニング」
3 GIANT KILLING 綱本将也(作)/ツジトモ(画) 講談社「モーニング」
4 3月のライオン 羽海野チカ 白泉社「ヤングアニマル」
5 深夜食堂 安倍夜郎 小学館「ビッグコミックオリジナル」
6 きのう何食べた? よしながふみ 講談社「モーニング」
7 アオイホノオ 島本和彦 小学館「週刊ヤングサンデー」
8 よつばと! あずまきよひこ アスキー・メディアワークス「コミック電撃大王」
9 俺はまだ本気出してないだけ 青野春秋 小学館「IKKI」
10 ファンタジウム 杉本亜未 講談社「モーニング・ツー」
コーラス:3
flowers:2
Be Love、別冊マーガレット、凛花、LaLa:1
1 坂道のアポロン 小玉ユキ 小学館「flowers」
2 駅から5分 くらもちふさこ 集英社「コーラス」
3 ちはやふる 末次由紀 講談社「Be Love」
4 君に届け 椎名軽穂 集英社「別冊マーガレット」
5 町でうわさの天狗の子 岩本ナオ 小学館「flowers」
6 雨無村役場産業課兼観光係 岩本ナオ 小学館「凛花」
7 ラウンダバウト 渡辺ペコ 集英社「コーラス」
8 夏目友人帳 緑川ゆき 白泉社「LaLa」「LaLa DX」
9 結婚しなくていいですか。すーちゃんの明日 益田ミリ 幻冬舎「?」
10 少女漫画 松田奈緒子 集英社「コーラス」
女性雑誌は、あまり年齢による住み分けがわからないのですが、
どっちかというと、少女誌よりは女性誌優勢ですし、
男性雑誌にイタっては少年4誌から1作も選ばれていないんですね。
確かに上がっているマンガは9割がた読んでいますし、
このブログでも紹介しているものが多いんで、異論は無いんですが……
少年誌には面白いマンガが少ないんだろうか? とか
投票している人の年齢層が高いんじゃないの? とか
いろいろ考えてしまう結果になりました。
20位までちゃんと見てないのに、とやかく言うのはアレなんですけど。
まぁ10位までの話ってことで。
『弱虫ペダル』とか『みつどもえ』とか、
『神のみぞ知るセカイ』とか『お茶にごす。』とか、
10位以内に入ってほしい少年マンガもいろいろあったのです。
で、この投票は「先物買い」とか「オススメ本!」とかってことなんだ!って、
随分イマサラな事実もやっと理解しました。
元々、ミステリやSFをよく読んでいたので(今も読みますが)、
この手のムックは『このミス』から入った口です。
本棚には97年からの『このミス』がズラッと並んでいます。
『このミス』は、結果がわかりやすいことが多いというか、
その年の売れ筋や人気作家の本が、順当に上位に来ることが多いので、
(「本」という性質上、より読まれたものが上位にくる傾向が強いのか?)
つい『このマンガ〜』も同じような気持ちになっていたんですが。
- 作者: 『このミステリーがすごい!』編集部
- 出版社/メーカー: Takarajima Books
- 発売日: 2008/12/05
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 30回
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違う感覚で見ると、確かにナットクかも。
この結果見て、本屋さんたちはアタフタされているんでしょうね。
知人の働く古本屋ではすでに『GIANT KILLING』が売れ始めているそうです。
(メカタ)