新たな戦国武将の魅力!?『殿といっしょ』

「コミックフラッパー」で連載されている大羽快さんの『殿といっしょ』。
現在3巻まで刊行されています。

戦国時代を舞台としたギャグ４コマで
実際の戦や出来事を軸に、独自の解釈を織り交ぜて
バカバカしい内容に仕上がっている作品。

キャラクタ設定も史実とは反しないのに
あまり見たことがないものが多く、
「なるほど！」と思うこともしばしば。

どれもかなりシックリきます。

個人的には、
●性格がネチネチしている直江兼続
●信長におびえまくる浅井長政
●鬼ヨメの尻にしかれ、父と弟にいじめられる真田信幸
●ばか息子に頭を抱える今川義元
がお気に入り。

とくに直江兼続や浅井長政は、爽やかな好青年の姿よりも、
こっちの方が「そうだったんじゃないの？」と思えます。

ほかにも
●眼帯マニアの伊達政宗
●女装癖がひどくなる長宗我部元親
●すぐに火をつけたがる織田信長
●笑いの道を追及する豊臣秀吉（相方は石田三成）
など、面倒くさい人たちがいっぱいです。

戦国無双やBASARAファンには怒られるかもしれませんが、
この戦国武将像、素晴らしくおもしろいと思います！

（メカタ）