高遠るいさん版『ジェネラル・ルージュの凱旋』


海堂尊さんの小説版『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読み終えて
本屋に行ったら、高遠るいさん作画のマンガが出ていたので衝動買い。

ジェネラル・ルージュの凱旋 (ワンダーランドコミックス)

ジェネラル・ルージュの凱旋 (ワンダーランドコミックス)


原作に忠実ではありますが、全1巻にムリヤリ収めているので、
ちょっとハショリ過ぎといいますか、意味のわからない部分もあります。


この『ジェネラル・ルージュの凱旋』は、
1つ前に出た『ナイチンゲールの沈黙』とあわせて1本の話だったものを、
長くなるからと、2つに分けたのだそうです。
そのためか小説版でも『ジェネラル・ルージュの凱旋』だけ読むと、
ちょっとわかりにくい部分があります。
わかりにくい部分もコミで、忠実にマンガにしていることもあり、
「この人って、結局ナンだったの?」いう人が多くなってしまいました。


マンガ版は白鳥圭輔さえも、必要なのか必要でないのか、
わかりにくい部分もあります。小説版ではもっと活躍の機会も多いのですが。


エシックス・コミティにぎゃふんと言わせる描写もあまりなく、
あのネチネチした沼田への意趣返しもあまりなく、
そのアタリも物足りないかもしれません。

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)


ただ、あのボリュームをよく1冊に!という点では素晴らしいですし、
人物の描写も、個人的には違和感がありませんでした。
小説を読んでない人に読ませたところ、
「わからない部分はあったけど、話はよくわかったし、おもしろかった」とのこと。


映画を見る前にはぜひ読んでおきたい!
速水晃一もカッコよかった。


内容とは直接関係ありませんが、怪我をして病院に担ぎ込まれる人の中に、
高遠るいさんの『CYNTHIA THE MISSION』のキャラを発見。
ファンには嬉しいサービスかも。


高遠るいさんご本人も、エキストラとして映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』に
参加したとか。でも、映っていたとしても、顔を見たことがないからわかりません!

CYNTHIA THE MISSION 9 (REX COMICS)

CYNTHIA THE MISSION 9 (REX COMICS)

(メカタ)