『おちけん』

そういやこれも文科系部活マンガだなぁと思いつつ『おちけん』読了。

おちけん (アクションコミックス)

おちけん (アクションコミックス)


川島よしおさんのブラックなところや下ネタは控えめに、
正面から落語に取り組んだ意欲作。


落語の用語解説や見方、噺の内容解説もあり、
噺の部分もしっかり表現されています。


落語の上手い/下手を、観客の思い浮かべている(らしき)
情景で表現しているのが、面白いと思いました。
上手な人なら、江戸の庶民そのものが見え、
下手な人なら、子供の落書きのような絵が見える。


あー、こんな表現もあるんだなぁ。解りやすい!と。
登場人物たちの成長も良く解ります。


ほろりとするラストも良かった!



落語のマンガは好きで、結構読んでいます。
落語の噺をマンガにしたものや、落語ネタではなく、
落語家が主人公やそれに順ずる話。


逢坂みえこさんの『たまちゃんハウス』や
勝田文さんが担当された『しゃべれどもしゃべれも』

たまちゃんハウス 1 (クイーンズコミックス)

たまちゃんハウス 1 (クイーンズコミックス)

しゃべれどもしゃべれども (ジェッツコミックス)

しゃべれどもしゃべれども (ジェッツコミックス)


星野めみさんの『え〜カミさんを一席』も落語です。
星野めみさんは、『如春亭へようこそ』という寄席を舞台にしたものも。

帰ってきた え?カミさんを一席 (BE LOVE KC)

帰ってきた え?カミさんを一席 (BE LOVE KC)


田中啓文さんの人気シリーズをコミカライズした『わらばな』。

わらばな (ヤングジャンプコミックス)

わらばな (ヤングジャンプコミックス)


古谷三敏さんの『寄席芸人伝』も忘れてはいけません。

寄席芸人伝 (1) (小学館叢書)

寄席芸人伝 (1) (小学館叢書)


立川談四楼さん原作、さだやす圭さんの『山遊亭海彦』とか。


ちょっと違いますが『落語天女おゆい』なんてのもありましたっけ。

落語天女おゆい 月島唯・現代篇 (サンデーGXコミックス)

落語天女おゆい 月島唯・現代篇 (サンデーGXコミックス)


究極の落語マンガはもしかして……
雷門獅篭さんという落語家さんが自ら描かれている作品かも。

雷とマンダラ

雷とマンダラ

(メカタ)

拍手する