2010年 自分的ゲーム・オブ・ザ・イヤー その1

買ったはいいものの全然遊んでいないゲームが
10〜15本くらいありまして……


一応遊んだけど、まだちゃんと遊んでいないゲームも
これまた10〜15本ありまして……


家族にいつも「バカじゃない?」と言われますが、
それはそれ! コレはコレ!


というわけで、総決算的な意味も込めて
年末までに飛び飛びに今年の名作・良作ゲームの話をば。


まず今日は
PS3のゲーム
HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-


完全に大人をターゲットにした作品で、
使い古された言い回しですが、まさに「映画のような」イメージ。
連続殺人事件を巡って、4人の男女が謎に迫るという、
ハードサスペンスでミステリ。


主人公は何人かいますが、メインの話としては、
殺人鬼に誘拐されてしまった息子を助けるため、
父親が少ない手がかりを頼りに、必死に犯人を追いかけるというもの


各シーンに応じた動作がプレイヤーに要求されるので、
ドアを開けたり、歯を磨いたり、料理をしたりという日常作業から、
格闘したり、犯人を追ったりというサスペンス場面まで、
さまざまなコントローラ操作を行うことになる。


日常的な(=想像しやすい)動作を積み重ねることで、
次第に自分とキャラクターとが一体化していき、
他人事とは思えなくなってしまうのが本作の最大の仕掛けだ。


あわせて、感情を揺さぶられるような緻密なシナリオ、
映画的な演出、細かいところまで精密に再現されたグラフィックスが
重ねられていくので、没入感は半端ないというよりも、
30年くらいゲームをしていて、ピカ一だったかもしれない。


シナリオの先も知りたいけど、息子の命が奪われそうな主人公の
心に寄り添いすぎて、つらさの方が勝ってしまい、プレイがツライ。
なかなか息子を助け出せなくてスマナイと思いつつ、放置中。
精神力が削られすぎるので…



サブタイトルの通り、本当に心が軋むこと間違いなし。
特に、30代中盤以降の男性なら。まして子どもがいればもっと。
(山科)