『江戸の検死官』(高瀬理恵、川田弥一郎)
高瀬理恵さんのマンガ『江戸の検死官』1巻が出たので購入。
時代物もミステリも大好きなので、そのふたつが融合した作品はやっぱり好き。
- 作者: 高瀬理恵,川田弥一郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/12/25
- メディア: コミック
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時代小説でも剣豪物より、捕物帳の方がより好きだ。
内容は、オフィシャルサイトから引用。
時は江戸、北町奉行所同心の北沢彦太郎。
他の同心たちが嫌がる検屍に情熱を傾け、
死者たちの無念の声を聞く。
江戸川乱歩賞受賞の川田弥一郎の原作を、
『公家侍秘録』の高瀬理恵、原作/川田弥一郎がコミック化!!
掲載がビッグコミックなので、少し艶っぽい場面が多い気もしますが……
主人公は「検死官」。
専任の検死官ではなく、その知識を持っている同心ですが。
当然、医学的・科学的知識で事件を解き明かすのですが
何せ時代は江戸。わからないことが多すぎて、
とても「科学捜査」という感じではありません。
江戸時代の検死手引きのバイブル『無冤録述』の
教えに従って、知識を総動員しながら死体を検分し、真の犯人に迫っていくストーリー。
死者の最期の叫びを聞き取り、読み解いて無念を晴らすのが目的なのです。
原作の川田弥一郎氏は、江戸川乱歩賞受賞作家で、
職歴は医師とのこと。コミックの1巻には2つの事件が入っているのみですが、
原作の小説は少なくとも5冊はでているようです。
マンガだけでは足りないので、
今度は小説版に手を出してみたいと思います。
- 作者: 川田弥一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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