映画版の出来がある意味すごい! 『笑う大天使』

年明けにKBS京都テレビで放映されていた、
映画『笑う大天使』を視聴。


もともと、川原泉氏のマンガ『笑う大天使』が
好きだったので、以前から一度観たかった映画だった。

笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

笑う大天使(ミカエル) (第1巻) (白泉社文庫)

笑う大天使(ミカエル) (第2巻) (白泉社文庫)

笑う大天使(ミカエル) (第2巻) (白泉社文庫)


全体的なストーリーの変更や、
不思議なテイストの映像は許容範囲内だった。


主人公がどうして関西弁なのかや、
制服がお嬢様っぽくなくて、かわいくないのもまぁいい。


そして、アクションシーンになぜか
メキシコのプロレス、ルチャ・リブレ
技がちょいちょい挟まれるのもいいとして…… 


クライマックスシーンが……まさかの展開に……


B級、C級邦画が大好きなので、その点では非常に満足だが、
原作をイメージして観ると、ひどい目にあう。


マンガ版のあらすじは……

名門お嬢様学校・聖ミカエル学園に転向させられた司城史緒。
なんとなくなじめないまま、ネコをかぶって生活していた史緒は、
斉木和音、更科柚子という、同じくネコをかぶっている仲間をみつけ、
仲のいい友達となった。

あるとき、化学実験室でふざけて作った薬品が原因で、
超人的な怪力の持ち主になってしまう。

当時、世間をさわがせていた「お嬢様連続誘拐事件」の犯人を偶然に知った3人は、
その超人的なパワーを使って事件に挑む。

マンガ版はとても面白いのでオススメ。

映画版は、上野樹里がコルバタ(ルチャの技)をかけるのと、
CGで描かれた巨大な上野樹里が戦闘ヘリを握りつぶすという、
ある意味で日本の映画史に残るシーンが見たいファンにはオススメ。
(山科)