自転車にまつわるショックなニュース

自転車雑誌『BiCYCLE CLUB(バイシクルクラブ)』の
2011年1月号でショックな記事を見つけた。

BiCYCLE CLUB (バイシクル クラブ) 2011年 1月号

BiCYCLE CLUB (バイシクル クラブ) 2011年 1月号


スペシャライズド・ジャパンが行った調査で、
対象はスポーツ自転車ライダー449名


さまざまな自転車に関するルール(道交法)の認知度について尋ねている。


夜間、自転車で道路を走るときは前照灯および尾灯(または反射機材)を
つけなければならない
」という項目を知らない人が8%。


酒気を帯びて自転車を運転してはならない」という項目を
知らない人が10%もいるのは言語道断だが……


歩道と車道の区別があるところでは、
原則として車道の左側を通行しなければならない

という項目を知らない人が16.5%もいたことに驚愕した。


上から順番に



無灯火
飲酒運転
右側通行


を禁止した項目なのだが、まさか知らない人がいようとは。


問題なのは、ママチャリなどに乗っている人々ではなく、
いちおう“スポーツ自転車”に乗っている人。
つまり、愛好家といってもいい人々が対象のアンケートなのだ。


道路の右側を自転車で通行する人はよく見かけるが、
彼らは


自転車愛好家ではなく、手段として自転車に乗っている人、


もしくは


悪いことだと知っているが、つい、またはやむを得ず


なのだとばかり思っていた。


自転車愛好家でも、こんな基本的で、
破った場合、危険きわまりないルールを知らないなんて。
正直ショックで仕方が無い。


「自転車のマナーが悪い」とよくいうが、
その理由のひとつは、きちんと教育しないからだ。
知らないものは守れないし、興味を持つ、もしくは教えてもらえなければ知ることもない。
親も知らないのでは子供に教えられるはずもないし、マスコミもウソを教えることがある。


「クルマ vs 自転車」の構図でお互いを非難しあう前に、
まずルールを知らしめることから始めないことにはどうにもならない。
(山科)