ソフト販売本数ランキングトップ100に思う
「週刊ファミ通」の2月3日号に、
2010年のソフト販売本数ランキングトップ100(ファミ通調べ)の
記事が掲載されていた。
詳しくは現在お店で買える「ファミ通」で読んでいただくとして、
内容について思ったことをアレコレ書いてみたい。
トップ2(ポケモン&モンハン)がずば抜けていたこと、
やはり携帯ゲーム機が強いということが印象に残る。
でも……
一番言いたいのは、ゲームがあまり売れていないことだ。
100万本を超えたのはたったの7タイトル。
うち4本は任天堂のタイトルだ。
さらに2本はドラクエ関係。残り1本はモンハン。
7本のうち、5本は続編というのも残念。
据置機の販売不振も深刻だ。
Wiiはまぁいいとして、PS3はトップタイトルが約56万本、
XBOX360に至っては約12万本しか売れていない。
なんだかなぁという気分だ。
全体的な数字も下がっている。
恐ろしいキラーコンテンツが出たのにも関わらず、
売り上げ総額が2009年を下回っているのが寂しい。
このデータから見るとテレビゲーム市場は縮小しているといっていい。
いいゲームや意欲作も多いのに、
頑張っても10〜20万本しか売れないことが多い。
大体ランキングでは59位〜100位に入っているタイトルなのだが、
実際に遊んでも「あれはいいゲームだった」と思うものが多数ある。
もっとゲームで遊べ!というのはヘンな話かもしれないが、
もっともっと売れて欲しいというのが本音。
クリエイターたちが工夫して、心血を注いでいるにも関わらず、
結局大作や続編にばかり売り上げが集まっているのも悲しい。
安定志向で続編にばかり手を出さず、新しいタイトルにも
もっと目を向けて欲しいものだ。
正直、たたきつけたくなるような地雷もあるにはあるが、
優しい目で見ると、ほぼすべてのゲームは、
何かしら評価すべき点があると思う。
3DSをはじめ、大きな変化がありそうな2011年。
よい方にか悪い方にかはわからないが、
2012年にかけてゲーム業界を占う年になりそうだ。
あまり業界とは関係の無い1ファンとしては楽しみに見守りたい。
(山科)