マンガで見る(?)デパートの世界

その昔、一時期だけですがデパートで働いていたことがあります。
男性ももちろんいますが、表舞台で仕事をしている人の多くは女性。
「女の世界」という感じで、ちょっと怖かったです。
華やかな世界のウラガワを垣間見られたいい経験でした。


最近、デパートを舞台にしたマンガも多くなった気がします。
どこまでリアルかはともかく、どれも女の戦いと、
シビアな売り場(売り上げ)争いがあって、興味深い!


先日ドラマ化もされた『おいしい銀座』は、デパ地下が舞台。
不人気店の撤退や新規出店を口説くなど、売り場はいつも戦争。
わたしが働いていたときも、実際に売り上げの芳しくなかった
ブランドが撤退したことがありましたが、寂しそうだったなぁ。

おいしい銀座 1 (1) (オフィスユー コミックス)おいしい銀座 1 (1) (オフィスユー コミックス)
九十九 森 酒川 郁子

集英社 2004-01-19
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婦人服の売り場を描く『Real Clothes』。
ちょっと『プラダを着た悪魔』っぽい雰囲気を感じます。
バイヤーなどのことは、デパートのプロパーでなかった上、
売り場担当でもなかった(もっと裏方だった)ので解りませんが、
神保美姫様みたいなカリスマな人は、いくつかのブランドにいらっしゃいました。
怖いけど、憧れの人でした。

4088654358Real Clothes 3 (3) (クイーンズコミックス)
槇村 さとる
集英社 2007-11-19

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バッグ売り場を舞台にした『山おんな壁おんな』。
作者は女性ですが、掲載誌は「イブニング」。青年誌でデパートモノって、
ほかには全然思いつかなかったのですが、もしかして珍しいかもしれません。

4063522059山おんな壁おんな 7 (7) (イブニングKC)
高倉 あつこ
講談社 2007-11-22

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『Dの女』はデパートを舞台にしたミステリマンガ。
「D」はデパート(デパートガールだったかも)の略だけあって、
主人公は銀座の老舗デパートで働いていました。
相棒はデパートの社長の息子。清掃係に扮してデパートの中を、
自由にうろうろしていました。確かにデパートにはいろんな裏方さんがいて、
結構顔も覚えてなかったりします。男前さんは噂になってましたけど。


レディコミ扱いですが、男性が読んでも面白いと思います。

Dの女 8 (8) (白泉社レディースコミックス)Dの女 8 (8) (白泉社レディースコミックス)
杜野 亜希

白泉社 2008-03-05
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デパートは裏事情もいろいろオモシロそうなので、
もっとデパートが舞台のマンガが増えると嬉しいのですが。
これからも気にして読みたいと思います。
(メカタ)