シーラカンス

絵の美しさに惹かれて手に取った『シーラカンス』。

4063415767シーラカンス 1 (1) (講談社コミックスフレンド)
霜月 かよ子
講談社 2008-05-13

by G-Tools

複雑な家庭環境で育った高校生の久乃。ある日、自分が通う高校の教師が殺された。
その夜、久乃は一人の青年・柳雪成と出会う。
久乃は、彼の持ち物から、雪成が10年前、
自宅アパートで起こった事故にかかわっていた少年だと気付く。
「もしかしたらあの事件の犯人かもしれない」と不安に思いつつ、
久乃は次第に雪成に惹かれていく。

読んでみると、目が離せないサスペンス。


伏線とか人間関係とか、隠れた関連性とか
複雑な要素や問題が絡まりあっていて、
解きほぐされた姿が、見えているような、見えていないような。


しかし、今見えていると感じているものはきっと幻で、
思いもよらないカタチで着地してくれるのではないかと期待大です。



wikiには

タイトルは暗喩であり、化石のシーラカンスとは関連がない。

と書かれていますが。


いったい、どういう暗喩なんだろう?


生きた化石」ってこと?
「昔から変わっていない」ってこと?
「絶滅したと思ってたけど・・・」ってこと?


とにかく続刊が楽しみです。
(メカタ)