ああ探偵事務所
全15巻で無事に完結した『ああ探偵事務所』をやっと読了。
ああ探偵事務所 15 (15) (ジェッツコミックス)
関崎 俊三
白泉社 2008-05-29
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いろいろが収まるべきトコロに収まり、
ステキな最終回になったと思います。
コミックには、作者の選ぶ「お気に入りの話」なんて企画もあり、
15巻を読み続けてきた読者には、嬉しいサービスだったかと。
最終巻を読むに当たって、気になっていたのは3つ。
1.探偵さんと涼子さんの恋の行方は?
2.探偵さんのフルネームは?
3.探偵さんの左目は?
2と3が解決できたかは、書かない方向で。
こんな風に、最後の最後まで小さな謎を引っ張るマンガってありますよね。
その謎は、最後に明かされる場合と明かされない場合がある。
前者は、にわのまことさんの『ザ モモタロウ』。
雑誌連載時にはモモタロウの顔は見えなかったのですが、
コミックスでは、きちんと顔が書かれていました。
ザモモタロウ (1) (ホーム社漫画文庫)
にわの まこと
ホーム社 2004-07
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後者は、高橋留美子さんの『めぞん一刻』。
結局惣一郎さんの顔はわからず。
なんとなく、顔の予想はつかないでもないですが。
めぞん一刻 1 新装版 (1) (ビッグコミックス)
高橋 留美子
小学館 2007-04-27
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「ミステリの結末が書かれていない」など、クリティカルな話ではありませんから、
謎が明かされようが、どうしようが、物語の素晴らしさには影響しません。
しかし、ずっと読み続けてきた読者としては、
謎が解明されて(もしくは謎が残されて)
ホッとしたような、残念なような、ビミョウな気持ちです。
(メカタ)