大東京トイボックス


割と底辺に近い、ゲーム製作会社を舞台にしたマンガ。


才能はあり、過去の栄光もあるけれど、とにかくお金が無い
小さなゲーム会社「スタジオG3」。
意に沿わない仕事をしながら、なんとか資金繰りをして、
「本当に作りたいゲーム」を作ることを目指す日々。

4344814509大東京トイボックス 3 (3) (バーズコミックス)
うめ
幻冬舎コミックス 2008-10-24

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3巻では、ソリダスワークスという大会社(たとえばスク◎ニとか、過去のセ◎とかのイメージの会社)が
新たなゲームの企画を募集しており、
ソリダスの責任者に対して、企画の売り込みをすることになります。


まぁ、ソリダスサイドの責任者が、『パトレイバー』でいうところの
内海さんみたいな人なので、アレなんですけど、
でもゲーム製作って、結局はこんななのかな〜と、いつも思います。


ゲーム製作って、大変そうなわりに儲からないんだなぁと。
まぁ、アニメだって、マンガだって、製作現場は
一部の成功者を除いてデスマーチな日々なんでしょうけど。
下請けのゲーム製作会社は儲かる日々が見えないところがしんどそうです。



そういえばその昔、町のおもちゃ屋でアルバイトしてました。
PSが勝ち組になり、サターンが負け組みになりかかったくらいの頃。


わたしのバイト先では、ソフトの掛け率が以上に高くて、
ゲームを1枚売っても100円とか200円とかしか儲からない世界。
「カード払いで」って言われると、(カード会社に手数料をとられるので)
「(赤字になるから)困ります!」って言わなきゃならないほど。


今はどうだか知りませんけど。


ゲームって、作って売って、どこが儲かってるんでしょうね?
大東京トイボックス』で資金繰りに困っているのを見るたびにそう思います。



東京トイボックス』(全2巻)の続編なので、
未読の方はコッチから読まないと意味わからないかもしれません。

4344810872東京トイボックス 1 新装版 (1) (バーズコミックス)
うめ
幻冬舎コミックス 2007-09-22

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(メカタ)