赤壁ストライブ
『レッドクリフ』で話題の「赤壁の戦い」を描いたマンガ『赤壁ストライブ』。
- 作者: 中島三千恒
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: コミック
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主人公はもちろん孫権で、
少ない人数で巨大な敵を倒す的な、ワクワクする闘いを描いています。
「三国志に興味がある」とかいいつつも、
全然まったく詳しいことがわかっていないので、
読む前に、側にいるブレーンに「赤壁の戦い」についてのレクチャーを受け、
内容を知ってから読み始めました。
内容はわかりやすく、今風の絵柄で描いてありますから読みやすい。
いいんですけれども…… なにせ1巻で完結なので、
話が非常に駆け足なのです。
周瑜が軍師のトップになるまでで、既にコミックの半分が経過。
そのために、肝心の戦いがサラっと描かれすぎてしまい、残念。
軍師たちの巡らした計略も、すべてが描かれていないような。
曹操軍が、なぜ船を鎖で繋いでいたかなどは、
何の説明もされていなかったように思います。
全3巻くらいでゆっくり連載なら、
もっと面白くなったでしょうし、
もっとわかりやすかったのにと思うと残念ですが、
読む人たちは、わたしよりもずっと三国志を知っているでしょうから、
そんなの必要なかったのかもしれません。
最近読んでいるのは、酒見賢一さんの『泣き虫弱虫諸葛孔明』。
大人気ない諸葛亮の話を、面白おかしく語った小説? エッセイ?
今まで抱いていた、「賢くて分別のある人」とのイメージが、崩れていく音が聞こえました。
ついでに劉備に関するイメージも大きく変わってしまったような。
- 作者: 酒見賢一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/11/25
- メディア: 単行本
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ブレーンに言わせると「知っていて当然のこと」ばかりなのですが、
あまりよく知らない私には、知らないエピソードばかりで、
三国志の新たな一面を知ったようにも思います。
(メカタ)