鳥類学者のファンタジア
奥泉光さんの小説を、望月玲子さんがコミカライズした『鳥類学者のファンタジア』。
- 作者: 望月玲子,奥泉光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/13
- メディア: コミック
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- 作者: 望月玲子,奥泉光
- 出版社/メーカー: 講談社
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小説が本当に好きなので、ぶち壊しだったら怖いなぁと、
買っていたものの、なかなか読めずにいましたが、ついに読むことに。
内容はAmazonから。
「フォギー」ことジャズ・ピアニストの池永希梨子は演奏中に不思議な感覚にとらわれた。
柱の陰に誰かいる…。それが、時空を超える大冒険旅行の始まりだった。
謎の音階が引き起こす超常現象に導かれ、フォギーはナチス支配下、
1944年のドイツへとタイムスリップしてしまう―。
めくるめく物語とジャズの魅力に満ちた、ファンタジー巨編。
すると…… 思っていた以上に素晴らしい。
マンガが上下2冊なので、心配していましたが、
文字で読むよりも、絵にした方がはるかに良くわかる部分も多く、
理解が助けられて、不思議な世界観を美しいイメージでインプットできました。
望月玲子さんの絵と、時代背景、作品の雰囲気もしっくりきていましたし、
これは、まずはマンガで読む方がいいのかもしれません。
その後できれば小説版も読んで欲しいですが。
読むに当たっては、何も知識がなくてもいいんですけど、
本当は、フィボナッチ数列などの数学の知識、
第2次世界大戦時のドイツの知識、オカルトや精神世界の話、
ピアノ(ジャズも、クラシックも)の知識もあると、より楽しめると思います。
と、書く自分にはほとんどどの知識もありません。
タイムスリップの結果辿る、不思議なセカイに耽溺していただけ。
フィボナッチ数列は『数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜』などを
読むと、よくわかるのだとか。
- 作者: ハンス・マグヌスエンツェンスベルガー,丘沢静也
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2000/04/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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最初に出た年に読んだんですが、その年のベストワンに近い名作でした。
文庫版でもいいんですが、表紙がカッコイイので、通常版がオススメ。
- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/04/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/04/21
- メディア: 文庫
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