裁判員制度がよくわかる『有罪×無罪』

裁判員の1人となって、4つの事件の裁判に取り組む『有罪×無罪』。

有罪×無罪

有罪×無罪


ようやく4つの事件をすべて、達成度100%で終了できました。
どの事件も、かなり難しく、裁判員として苦悩し、
難しい事件に取り組みましたが…… ラスト4話目はなんとも。


有罪か無罪かを決めると同時に、量刑も決めなければならないのは苦難の種。
いくつかの事件で量刑を決めましたが、まだ「あれでよかったのかな?」なんて
アレコレ考えてしまいます。


ゲームですから、わたしの判断で誰も不幸にならないですし、
出した答えにもある程度正解/不正解がありますので、アレですが、
ニュースを賑わす冤罪事件などをみるにつけ、
裁判員には選ばれたくないなぁと思います。


と、この『有罪×無罪』は、非常に丁寧に裁判員制度
説明しているのも特長のひとつ。
裁判員システムを丁寧に説明してくれますし、
全体の流れもわかります。いろんなパターンも体験できますし、
「途中でトイレに行きたくなったら?」的な素朴な疑問にも答えてくれます。
裁判員になる可能性のある人は、全員遊んでおいてもよさそうです。
学校とかで遊ばせてもいいのかもしれません。


しかし、裁判用語は難解ですし、手続きは面倒。
もし自分が選ばれたら、供述を聞いている途中で居眠りしそうで
今から心配になります。


供述を聞き、質問の後は、6名の裁判員と3名の裁判官での合議タイム。
細かな供述内容や難しそうな資料を基に、
判断をしていきますが、これも実際に体験するとなると、もっと難しくなりそう。


逆転裁判』くらい単純化されていると、裁判員としては
楽なんですけどね……


しかしながら、真面目に裁判員に取り組んだゲーム『有罪×無罪』は、
難易度もちょうどいいくらいで、じっくり遊ぶのにピッタリ。
操作性などもかなり細かく配慮されていて、
ストレスなく遊べるのもすばらしい!


いいゲームだったなぁと、未だに余韻に浸っています。
(メカタ)