『武士道シックスティーン』 2本のしおりは何故?
小説版の『武士道シックスティーン』と『武士道セブンティーン』を読みました。
- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本
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- 作者: 誉田哲也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/07/14
- メディア: 単行本
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剣道一筋に生きてきた香織と、日本舞踊から剣道に転向した早苗。
区民大会で出会ったふたりが対戦し、早苗が勝つところからスタート。
早苗ともう一度戦いたいと、香織は早苗と同じ学校へと進学する。
まったく違う剣道をするふたりの成長物語。
2人を交互に描くことで、考え方、感じ方を鮮やかに描き出しているように思います。
ツンデレというよりも、かなりツンな香織を好きになれるかどうかで、
オモシロさが随分変わってくるような。でもさわやかで、誰もに薦めたい作品です。
ちょっと剣道も体験してみたくなりました。
「月刊アフタヌーン」で安藤慈朗さんが描かれているマンガ版も読みたくなりましたし、
香織を成海璃子さんが早苗を北乃きいさんが演じる映画も見たい。
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/25
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でも、個人的には香織が小柄で早苗が背が高いイメージで読んでいたので、
ちょっと2人の背の高さがどうなんだろう?
アフタヌーンの表紙を見る限り、身長は同じくらいなのでしょうかね。
この小説、紐状のしおりが2本ついています。
フツウの本には1本しかついていないのに何故だろう?
香織と早苗の2人を軸に、対比するように描いていること、
剣道では赤と白に分かれて戦うことから、
また剣道では2本取ったら勝ちなので、
紅白2本のしおりがついているのかもしれません。
香織パートと早苗パート、交互にしおりを挟みながら読むのがいいのかもしれません。
(メカタ)