『武士道シックスティーン』 2本のしおりは何故?

小説版の『武士道シックスティーン』と『武士道セブンティーン』を読みました。

武士道シックスティーン

武士道シックスティーン

武士道セブンティーン

武士道セブンティーン

剣道一筋に生きてきた香織と、日本舞踊から剣道に転向した早苗。
区民大会で出会ったふたりが対戦し、早苗が勝つところからスタート。
早苗ともう一度戦いたいと、香織は早苗と同じ学校へと進学する。
まったく違う剣道をするふたりの成長物語。

2人を交互に描くことで、考え方、感じ方を鮮やかに描き出しているように思います。
ツンデレというよりも、かなりツンな香織を好きになれるかどうかで、
オモシロさが随分変わってくるような。でもさわやかで、誰もに薦めたい作品です。


ちょっと剣道も体験してみたくなりました。



月刊アフタヌーン」で安藤慈朗さんが描かれているマンガ版も読みたくなりましたし、
香織を成海璃子さんが早苗を北乃きいさんが演じる映画も見たい。

月刊 アフタヌーン 2009年 07月号 [雑誌]

月刊 アフタヌーン 2009年 07月号 [雑誌]

でも、個人的には香織が小柄で早苗が背が高いイメージで読んでいたので、
ちょっと2人の背の高さがどうなんだろう?
アフタヌーンの表紙を見る限り、身長は同じくらいなのでしょうかね。


この小説、紐状のしおりが2本ついています。
フツウの本には1本しかついていないのに何故だろう?


香織と早苗の2人を軸に、対比するように描いていること、
剣道では赤と白に分かれて戦うことから、
また剣道では2本取ったら勝ちなので、
紅白2本のしおりがついているのかもしれません。


香織パートと早苗パート、交互にしおりを挟みながら読むのがいいのかもしれません。
(メカタ)