山に行く前に読んで欲しいマンガ『岳』
最近、ニュースでよく山の事故が話題になっています。
「自然は怖いなぁ」と思うと共に、1人でも事故で命を落としたり
怪我をする人が減って欲しいと願います。
山登りには事故がつきもので、どれだけ準備をしても、
どれだけ熟練者でも事故とは無縁ではいられないようですが、
昨今のニュースでは、準備不足で山に登る人の話題や
力量を見極められなかったり、山を甘く考え過ぎたりする人のニュースも目につき、
何とも言えない気持ちになってしまいます。
山に登ろうとするすべての人たちが、
『岳』や『TRACKER大神冬馬』を読んでくれれば、
もしかして、事故が減るんじゃないかな? なんて。
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『岳』を読んで驚いたのは、人が淡々と死んでいくこと。
山という大きな自然の前には、人1人の死は小さい物のように思えます。
過度に「悲しい」「つらい」という感情はあまり書かれてはいませんが、
残された家族の想いが垣間見える話も多く、そのやりきれなさや、
行き場の無い感情は、痛いほど伝わってきます。
人捜しやレスキューをする側の人々の心も。
自分は山にはまったく縁が無いので、何も分かっていないのかもしれませんが……
「どうして?」と思うニュースに出会う度に『岳』や『TRACKER大神冬馬』を
思い出してしまうのです。
(メカタ)