文化に対する興味が深まる(?)マンガ

最近、通勤のいき帰りに本棚からほじくり返して読みなおしているマンガは
星野之宣氏の『宗像教授伝奇考』と続編にあたる『宗像教授異考録』。
2008年には第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しているが、
先日、ビッグコミックに最終話が掲載された。


宗像教授異考録 第1集 (ビッグコミックススペシャル)

宗像教授異考録 第1集 (ビッグコミックススペシャル)



東亜文化大学民俗学教授の宗像伝奇が、日本各地を回り、
歴史や伝説の中に残された謎を独自に調査し、
トンデモ斬新な新解釈をする……というストーリー。


新説自体はなかなかに突っ込みどころ満載だが、
いちいち「なるほど!」「うまいこと考えたな」と思えるのが面白い。


調査先は日本全国のみならず世界に及び、世界の伝説や神話とも絡んでくるのだが、
甲賀三郎をはじめ、滋賀関係の話題も時々出てくる。


最近、滋賀のあちこちで歴史や伝統を調べたり、
人の話を聞くような仕事をしているので、リンクする部分もあるような。
神話や古代史は以前から興味がある上、
これも若干仕事で関係があるようなないような……


教授の説を鵜呑みにしてはいけないが、
勉強にもなるし、好奇心や知識欲も刺激してくれる
すごいマンガだな。と、あらためて思う。


そういえば、ドラマ版もあったよな…
サスペンスものになっていたけど。
(山科)