ずぼらだからこそ旨い!『花のズボラ飯』

1人で昼ご飯や夜ご飯を食べるとき、何を食べるだろうか?

外食やコンビニ、ファストフードに頼らず、
最低限の料理をして食べるときがきっとあるはず。
そんな時に何を食べるかで、その人となりが現れるのではないかと考える。

ひとりご飯の多い人に、劇的にオススメしたいのがこのマンガ!
原作者は、カルトな人気を誇る『孤独のグルメ』を手がけた久住昌之氏。
久住氏の名前を見ただけで「うまそう!」と感じる漫画好きも多いのでは?

孤独のグルメ 【新装版】

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花のズボラ飯

花のズボラ飯

花のズボラ飯


単身赴任中の夫を持つ、駒沢花(パート主婦 30歳)のズボラなご飯を
ひたすら描くという“だけ”という、非常に分かりやすい内容。雑誌「エレガンスイブ」掲載。


どれも身近な食ばかりなので、とにかく旨そう。
そして実際に作って食うと“(良い意味で)ダメ”な味、
ジャンクフード的な味がして、ひたすら旨い。そんな料理。
料理だけでなく、花の日常が垣間見られるのもイイ。


旨いものに目がない、主人公の「花」が実にカワイイ。
だめだと分かりつつ食う。ダイエットの敵とわかってても食う。
それはなぜか。美味いからだ!


「今ならあたしブタと呼ばれてもいいっ 幸せなブタちゃんです」
30歳の女性がこんな台詞を言いながら、
卵かけごはんをかきこむグルメ漫画があっただろうか。
素晴らしい!ブラボー!パーフェクト!


食パンにシャケフレーク+マヨネーズを乗っけて焼く だとか、
しゃけおにぎりに塩昆布と梅干を乗せてお茶をかけたお茶漬け とか
100グラム2000円の肉を焼いただけの、付け合せもなにもないステーキ とか。


読むとおなかが減って、冷蔵庫をガサガサしたくなる1冊。


ちなみに自分のズボラ飯は、具が卵だけのチャーハンとか、
残った味噌汁にご飯を入れて作る、味噌雑炊とかであろうか。


あと、本作以外に個人的に推しているグルメ漫画
ネイチャージモン』。この作品については、また別の機会に。

ネイチャージモン(5) (ヤンマガKCスペシャル)

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(山科)