もっと売れて欲しい『アサシンクリード ブラザーフッド』
ゲームショップで働く友人に聞いたところ、
『アサシンクリード ブラザーフッド』の
売れ行きがあまり芳しくないらしい。
アサシン クリード ブラザーフッド【CEROレーティング「Z」】 - PS3
- 出版社/メーカー: ユービーアイ ソフト
- 発売日: 2010/12/09
- メディア: Video Game
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「1」から「2」、「2」から「ブラザーフッド」と進む度に、
確実に進化しているし、欠点も解消されている。
個人的には、とてもいいゲームだと思っている。
主人公は暗殺者の血を引くものであり、
一族を巻き込んだ陰謀に対して、復讐を果たしていくことになる。
そんなストーリーなので、CEROは「Z」。
18歳未満には不適切な表現が含まれてはいる。
本編も当然面白いのだが、
特に、今作で初搭載されたオンライン対戦がいい。
オンラインは、好きなタイプの主人公を設定して、
さまざまなルールのもとで対戦プレイを行うというもの。
たとえば、プレイヤーに対し、
特定のプレイヤーの暗殺依頼が来る。
自分の暗殺対象を殺害したり攻撃することで得点獲得。
逆に自分が殺害されると得点を失う。
派手に攻撃したりすると目立つ(=発見されやすくなる)ので、
うまく人ごみにまぎれながらも、自分のターゲットを見つけ出し、
自分を狙う暗殺者からは逃げる。
基本は「鬼ごっこ + かくれんぼ」をしているような感じ。
コンピュータが動かしているたくさんの人々の中に、
ターゲットも自分を狙う暗殺者もまぎれている。
おかしな動きをするターゲットを上手に見つけ出すこと。
逆に、自分はおかしな動きをしないことで敵から身を隠し、
かつ、ごくごく自然な動きでターゲットを暗殺する。
今までのオンライン対戦では味わえなかった、
ほどよい緊張感のある、不思議な感覚で遊べるのが面白い。
ただ、難点もある。
このゲームは、シリーズ第3作なのだが、
基本1作目から遊んでいないと、ちゃんと内容が理解できない。
シリーズを途中から始められないのは、
やはりマイナスになってしまうのかもしれない。
オンライン対戦では、8名のプレイヤーが揃わないと
ゲームが始まらない点が困ったところ。
あまり売れていないせいなのか、なかなかゲームが始まらないのだ。
1ゲーム終わって、次ぎ遊びたいと思っても、
しばらく待ちぼうけを食らうこともある。
その点は、改善の余地があるようにも思うが……
単にもっと売れればいいだけのような気もする。
(山科)