素晴らしい大団円! 『大正野球娘。』マンガ版

月刊COMICリュウ」で連載されていた、
神楽坂淳氏原作、伊藤伸平氏作画のマンガ
大正野球娘。』が5巻をもって大団円を迎えた。

大正野球娘。 5 (リュウコミックス)

大正野球娘。 5 (リュウコミックス)

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2011年 05月号 [雑誌]

月刊 COMIC (コミック) リュウ 2011年 05月号 [雑誌]

タイトルの通り、大正時代の女学生が野球をするという内容。
野球なんか知らないところからはじめて、
男子学生の野球チームに勝利することを目指す。


ライトノベルとして出版され、アニメ化もされたこの作品。
女子野球」というよりも、
野球のユニフォームを着た女性」を
こよなく愛する自分としては、チェックしないはずがなく!
ラノベもアニメも、それなりに追いかけてきた。

中でも気になったのがこのマンガ版。

大筋は同じなものの、マンガ版は相当変更が多く、
ラノベやアニメとは似たような別作品のようだった。

おふざけも多く、独自設定も多い。
並べて読んでいると、少しばかり「???」と思うこともあった。

しかし!

最終巻を読んで、納得した。
原作からの変化も、多少のおふざけも、
すべて、この大団円に向けての布石だったのかもしれない。

マンガ版は、ラノベやアニメとはエンディングが大きく異なる。
このオチに至るまでに、周到に準備されてきたのかと思うと、
「マンガ版はすごい」と感じる。

どう違うかは読み比べていただきたいが、
個人的には『大正野球娘。』は、マンガ版が一番好きだと
書き添えておきたい。
(山科)