あらすじとイラストでわかる相対性理論―アインシュタインが発見した「時間」と「空間」のヒミツ

一部を書かせていただいた本が出ました。

『あらすじとイラストでわかる相対性理論
アインシュタインが発見した「時間」と「空間」のヒミツ』。

あらすじとイラストでわかる相対性理論―アインシュタインが発見した「時間」と「空間」のヒミツ

あらすじとイラストでわかる相対性理論―アインシュタインが発見した「時間」と「空間」のヒミツ

あの難解で仕方が無い相対性理論が、よくわかる本。
相対性理論アインシュタインに興味がある方はぜひ!


アインシュタインを知れば知るほど、
その功績の素晴らしさと、ちょっと変わった性格が
よくわかってきて面白いものです。

原稿を書く前、学習漫画の伝記を読みました。

学習漫画って久々に読んだんですが、本当に面白い!
その昔、伝記や「なぜ」系の学習漫画をむさぼり読んだ
ことがありましたが、改めてまた読んでみたくなりました。

子どもたちにも分かりやすく、面白く書くのは
非常ーーーーーに難しいはずなんですが、
するすると読めて楽しいところがスゴイ!
(メカタ)

オーダーメードなマンガたち

洋服をオーダーメードすることに、非常に!思い入れがあります。
とくに紳士服は全部オーダーしたい!とさえ。 
価格的に難しくてなかなかそうはいきませんが。

紳士服をオーダーメードで仕立てるお店は「テーラー」。
女性向けは固定形がないためか「洋裁店」と呼ばれるようです。

その洋裁店の女性が主人公の漫画が『繕い裁つ人』。

繕い裁つ人(1) (KCデラックス)

繕い裁つ人(1) (KCデラックス)

内容は……

祖母の後を継いで南洋裁店の店主となった市江。
その人だけの服、一生添い遂げられる服を作る南洋裁店では、
決して量産はしない。洋服は、人を見て、関わって、
その上で作るものだと信じている。

そんな南洋裁店に、市江が作る服を愛する
百貨店企画部の藤井がやってきた。

微妙な距離感を持つふたりと、
南洋裁店の服を巡る人々がていねいに描かれている。

シンと静かな空気感が漂う味わい深い作品。
毎日身に付けている服を、見直したい気持ちにさせられます。

作者の池辺葵さんは現在「Kiss」にて『サウダーデ』を短期集中連載中。
繕い裁つ人』のスピンオフともいうべき作品。こちらも不思議な味わいです。


テーラーのマンガといえば『王様の仕立て屋』。
まさか30巻も続くとは!

女性テーラーが主人公の『Order-Made』もオススメ。

Orderーmade 1 (モーニングKC)

Orderーmade 1 (モーニングKC)

(メカタ)

“シャーロックホームズ”マンガ

先日、同じ日に買った3冊がなぜかすべて
シャーロック・ホームズ関連という、不思議な結果。

『クリスティハイテンション』は、
シャーロック・ホームズの姪が主人公。
事件に首を突っ込んで、解決に導くのです。

クリスティ・ハイテンション 6 (MFコミックス)

クリスティ・ハイテンション 6 (MFコミックス)

赤毛連盟』や『バスカヴィル家の犬』など、
よく知っている事件を描いていましたが、
最新刊では『悪名高いカナリヤ訓練師ウィルソンの事件』など、
名前だけでワトスン(コナン・ドイル)の手では
語られなかった事件も登場!

まさかあの事件が読めるなんて!
ますます面白くなっている気がします。



シャーロッキアン』は、『カレチ』の池田邦彦さんの作品。
タイトルの通り、シャーロック・ホームズが大好きな
女子大生・愛里と大学教授・車のコンビの物語です。

シャーロッキアン!(1) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(1) (アクションコミックス)

シャーロック・ホームズの物語に隠された(?)
ヒミツや謎を解き明かしていくストーリ。

シャーロック・ホームズ本編を知っていれば知っているほど面白い。
マンガを読んでから本編を読むと、さらに楽しめそうです。

出たばかりの『カレチ』2巻もオススメ。

カレチ(2) (モーニング KC)

カレチ(2) (モーニング KC)



幇間探偵しゃろく』はタイトルだけがシャーロック・ホームズ
幇間の舎六と、日本橋の大店「和田宗」の次男・和田宗次郎が主役。
お座敷界隈で起こる事件を、舎六が鮮やかに解決します。

幇間探偵しゃろく 1 (ビッグコミックス)

幇間探偵しゃろく 1 (ビッグコミックス)

作画の青木朋さんは、中国を舞台にした作品を多く描かれている方。
和モノはどうかな? と、一瞬思いましたがレトロな雰囲気が
すごくイイ! 不定期連載ですが、今後も楽しみです。
龍陽君始末記 1 (ボニータコミックス)

龍陽君始末記 1 (ボニータコミックス)

ふしぎ道士伝八卦の空 1 (ボニータコミックスα)

ふしぎ道士伝八卦の空 1 (ボニータコミックスα)

(メカタ)

待望の2巻!『マリー・アントワネットの料理人』

出ました! ついに続刊が出ました!
何がって? 『マリー・アントワネットの料理人』の2巻が出たのです。

『マリー・アントワネットの料理人』は、
年に1回だけ雑誌「オースーパージャンプ」に掲載されていた作品。
無事に1巻は出たものの、雑誌が休刊になってしまい、
存続が危ぶまれていたものなのです。

先日発刊した「まんぷくジャンプ」に続編が載ったため、
「そろそろか?」と思っていました。
2巻は予想通り、「まんぷくジャンプ」掲載の
ヴェネチアの貴族をうならせる「五感料理」までを収録。


内容は……

主人公はイソベコジロー。
日本人にして、あのマリー・アントワネットの料理人。

日本で培った料理人魂と、サムライの技を駆使し、
貴族達の仕掛けてくる料理勝負に打ち勝っていく!

という、よくある料理バトルものなのですが、
マリー・アントワネットなどの歴史上の人物が多数登場することと、
フランス×日本(サムライ)の技術という点が新しい!

当時のフランスや周辺諸国の文化や風俗を学びつつ、
荒唐無稽な料理勝負を楽しむというもの。

2巻ではあのファストフードが生まれた瞬間や、
現在形のフォークができた過程など、
衝撃的な展開も描かれています。

そして、マジックアイテム化している、
コジローのサムライの料理技もますます冴え渡っております。
最早、何をどうしたらそんな結果になるのか
まったくわからないという、驚きの技も見られるという、
非常に! 楽しみどころもツッコミどころも多い作品。

グルメマンガや歴史モノが好きな方はぜひ!


1巻については過去記事をどうぞ。
マリー・アントワネットの料理人


正直2巻で終了かと危惧していましたが、
なんと、まだ続刊がある様子! 望外の喜びです!
何年後かわかりませんが、次巻を楽しみに待ちたいと思います。
(メカタ)

TIGER&BUNNY

先日始まったばかりのアニメ『TIGER&BUNNY』。

ヒーロー好き、アメコミ好きの心をグイグイ掴む要素の数々。
今後の展開に期待大!!

特殊能力を持つ人々が主人公。
彼らはその能力を駆使して、
ヒーローとして悪と戦い、平和を守っている。

ヒーローたちにはそれぞれスポンサーが付き、
活躍ぶりが『HERO TV』で生中継されている。

活躍すると人気が上がり、スポンサーに喜ばれるし、
「キングオブヒーロー」のランキングもアップする。

主人公ワイルドタイガー(鏑木・T・虎鉄)は
人気も無く、ピークを過ぎたロートルヒーロー。
ショー化された捕り物劇に疑問を持ちつつ、
がんばっているが、空回りばかり。

そこにイケメンでデキる新人が現われた。
ふたりはタッグを組んで相棒として働くことになるのだが……


キャラクター原案は桂正和さん。
特殊能力を持つヒーローという設定には『X-MEN』を思い出し、
主人公ワイルドタイガーの初期マスクに『バットマン』を思う。

とにかく!
アメコミっぽいキャラクタと展開にワクワクさせられっぱなし。
次回の放送が楽しみだ!
(山科)

漫画説法の『どす恋ジゴロ』

テレビ朝日で放送された『漫画説法』。
いろんな悩みを持つ人々にマンガの名ゼリフや名シーンで説法し、
悩みを解消する道を示したり、喝を入れたりするというもの。

番組中で平松伸二氏の
どす恋ジゴロ』という作品が紹介されたのだが……

どす恋ジゴロ 巻の1 男芸者 (ヤングジャンプコミックス)

どす恋ジゴロ 巻の1 男芸者 (ヤングジャンプコミックス)

どす恋ジゴロ 巻の4 恋吹雪 (ヤングジャンプコミックス)

どす恋ジゴロ 巻の4 恋吹雪 (ヤングジャンプコミックス)

この作品が好きな自分としては非常に!ビックリした。

ちなみに『どす恋ジゴロ』は「ビジネスジャンプ」に掲載。
続編の『嗚呼どす恋ジゴロ』は「週刊漫画ゴラク」に掲載された。

嗚呼どす恋ジゴロ 1 (ニチブンコミックス)

嗚呼どす恋ジゴロ 1 (ニチブンコミックス)


驚いたのは、この作品のタイトルがまさか
テレビの電波に乗るとは思わなかったからだ。

小兵だがとにかくカッコイイうえ、相撲も強い関取「恋吹雪(恋関)」。
その魅力と(いろんな意味での)テクニックで主に女性から人気がある。

実は彼と一夜を共にすると、女性に艶(ツヤ)が戻り、運も向上することから、
ご祝儀を包んでも彼と関係を持ちたい女が後を立たない。
恋関は「土俵でもベッドでも手を抜かない」をモットーに、
シコを踏んでから女性と相対するのだ。

書いていても、ちょっと意味がわからないが、
その通りなので仕方が無い。

もうひとつ、ちなみに恋関の番付は万年関脇。
弱くてそれ以上上がれないというわけではなく、
「自分にはこのポジションが似合っている」との
信念をもって、関脇という地位を全うしているのだ!


随所に平松節ともいうべき単語が散りばめられ、
その時々に流行しているような風俗も登場する。
(「まいう〜」とか某叶姉妹みたいな女性とか)

平松マンガが好きな人なら絶対面白い『どす恋ジゴロ』。
最後に掲載されている味わい深い相撲甚句も必見。
(山科)

B級グルメマンガ界に新星あらわる

なぜかコンビニのマンガコーナーで出合ってしまった
めしばな刑事タチバナ』。

掲載誌は「アサヒ芸能」という変り種。
正直「アサヒ芸能」にマンガが載っていることすら知らなかった!

原作は坂戸佐兵衛氏、作画が旅井とり氏とのこと。
原作者の名前は多分「ザガット・サーベイ」だろうから、
誰かの変名なのかな? と予想。


内容は、飯のことにだけうるさい
“めしばな刑事”ことタチバナ刑事が、
容疑者や同僚相手に、B級グルメのウンチクを語りまくる……というもの。

出てくるグルメは、牛丼、袋ラーメン、立ち食いそば、そして王将!
どれも一度や二度…… どころか、
“主食”といっていいほど食ったものばかり。
読むだけで腹が減るというか、すぐに食べたくなる。

地方住み読者にはわからないチェーン店の話も多く、
置いてけぼり感がある話も存在する。

特に立ち食いそばの回は、「富士そば」「小諸そば」など
出てくる店名がすべて見たことのないモノばかりで、
関西住みの自分は少しばかり寂しい気にはなった。

しかし、関西には「麺家」「阪急そば」「麺座」も、
そして「都そば」もあるので、別に気にしないぞ!

ひとつ注意を!
最後の王将の話は非常に消化不良なところで、
次巻に続いているので「あーもう!」と、
もどかしく感じてしまうかもしれない。

ここはガマンのしどころと心得て、
王将の餃子でも食べながら、次巻を楽しみに待つべし。
(山科)